「リリース前レポートを超える機能: Firebase Test Lab」というものを見つけたので、使ってみることにしました。
→リリース前レポートを超える機能: Firebase Test Lab(公式、日本語)
もくじ
新規プロジェクトを作成してみる
まずは、Firebase コンソールで [新規プロジェクトを作成] をクリックし、プロジェクトの名前を入力します。
プロジェクト名は、
・4文字以上
・使用できるのは英数字、スペース、「-」「!」「’」「”」
のみのようです。
Googleアナリティクスの設定
次に、Googleアナリティクスを有効にするかどうかを選択します。
それぞれの詳細説明は以下の通り。
かなり便利だとは思うんですが、今回はとりあえずGoogleアナリティクスはOFFにしてみました。
あれっ、エラーが…
しかし、ここでエラーが発生しました。
オペレーションに失敗しました(原因:Billing must be enabled for activation of service ‘[cloudbuild.googleapis.com, containerregistry.googleapis.com]’ in project ‘●●●●●●●●●’ to proceed.) |
(翻訳) オペレーションに失敗しました(原因:続行するには、プロジェクト ‘●●●●●●●●●’のサービス ‘[cloudbuild.googleapis.com、containerregistry.googleapis.com]’のアクティベーションに対して課金を有効にする必要があります。) |
課金を有効にする必要…? 何か設定が必要なんでしょうか、
でもよくわからないので、もう一回プロジェクトを一から作り直してみると…
エラーがなぜか消え、するりとプロジェクト作成完了
先ほどと同じ手順で作り直したんですが、するりと作成できました!
良かった良かった。
Firebaseで設定開始
プロジェクトの準備ができると、Firebaseのサービスが表示されます。
そして、左側にある「品質」>「Test Lab」を選択します。
すると、Test Labの画面が表示されます。
ここでapkファイルをアップロードすることができます。
アップロードすると、自動的にテストが開始されます。
端末やAPIレベルは指定しなくても、まずはオススメ?の端末でのテストが始まりました。
テストには時間がかかるので、しばらく待ちます。
時によると思いますが、今回は初回のテストは5分で終わりました。
(かなり時間がかかる場合もあったように思うので、ご注意ください)
テスト結果
テスト結果には、成功したかどうかという情報の他に、ログなども見ることができます。
詳細なテスト結果を見るには、画面下の、緑の丸いチェックがついている場所(下記の画像では「Pixel、APIレベル26」などが書かれた場所)をクリックする事で確認できます。
テスト結果:Robo
「Robo」タグをクリックすると、
テストにかかった時間などが表示され、
またクロールグラフにはアプリ画面の遷移図も表示されます(画像はかなりぼかしを入れてしまったので、ちょっとわかりづらいですが)。
テスト結果:ログ
「ログ」タブをクリックすると、
テスト時のログを見ることができます。
エラーがあった時にも、ここで詳細を見ることができます。
テスト結果:スクリーンショット
「スクリーンショット」タブをクリックすると、
テスト時の各画面のスクリーンショットも見ることができます。
(今回はぼかしをかけ、色も白黒にしていますが、実際はカラーのはっきりとした画面で確認できます)
テスト結果:動画
「動画」タブをクリックすると、
テストの様子を動画で確認することができます。
手動でテストする際にもなかなかできない事ですが、動画を残してもらえるとテストの様子を後から見直しやすく、とても便利ですね。
テスト結果:パフォーマンス
「パフォーマンス」タブをクリックすると、
テストで確認したパフォーマンスを見ることができます。
テスト結果は記録されるので、後日確認することもできます。
(今の所、特に結果の保存期間が決まっている訳ではないと思います)
今回はテスト時に自動的に選択された端末・バージョンでのテストを行いましたが、他の端末・バージョンでのテストもできます。
ただ、テストの回数などによっては有料になる場合もあります。
→従量課金制などについてはこちら(公式、日本語)
2020年初旬に確認した時には、無料で使用できるのは
・仮想デバイスでのテスト:10件/日
・物理デバイスでのテスト:5件/日
という事のようでした。
従量制だと、以下のような料金で追加テストができるようです。
無料でも1日に10件以上のテストができますが、急ぎの場合やテストしたい端末が多い場合は有料での利用もできるようなので、時によって選ぶ形が良いなと思いました。