少し前に、かなりの数のAndroidアプリが、アプリ削除やアプリ停止になったという話を聞きました。


その理由の一つとして、
知らないうちに広告IDを収集する設定になっていて、
その上でプライバシーポリシーを用意していなかったため、アプリ削除されてしまった」
というものがあったようです。


この広告IDは、firebaseなどを使用していると知らない間に収集してしまう設定になっています。


この広告IDの収集を無効化する方法と、
関連してGoogleアナリティクスを使っている場合にも個人情報の取り扱いなどの面で気になったので、
念のためこちらの無効化もメモしておきたいと思いますー。

広告IDの収集、無効化

広告を表示するアプリではなくても、
firebaseなどを使っていると、知らぬ間に収集してしまう広告ID。


これを収集しない方法がこちらに載っていました。
アナリティクスの収集を無効にする(公式ページ)


上記リンクにも書かれているやり方ですが、
AndroidManifest.xml」のapplicationタグに、
以下の内容を追記する事で、広告IDの収集が止められるようです。


<meta-data android:name="firebase_analytics_collection_deactivated" android:value="true" />


ちなみにこの広告IDを止めてしまうと、
AdMobなどの広告を使用している場合には、広告がうまく表示できなくなる場合があるようです。
広告を表示するアプリの場合は、広告IDの収集は止めずに、
プライバシーポリシーで収集した情報の扱い方を明示する方が良さそうです。

アナリティクス、収集の無効化

サイトではよく使われているGoogleアナリティクス
アプリでも使うことができ、情報分析に便利なのですが、こちらも情報収集が行われています。


このアナリティクスの情報収集の件でアプリ削除・停止されたという話はあまり聞いたことがないのですが、
広告IDの収集無効化と同じページに方法が書かれていたため、こちらもメモしておきたいと思いますー。
アナリティクスの収集を無効にする(公式ページ)

上記リンクにも書かれているやり方ですが、
アナリティクスも「AndroidManifest.xml」のapplicationタグ
追記する事で、情報の収集が止められるようです。
書く内容は、先ほどとちょっと違います。


<meta-data android:name="firebase_analytics_collection_enabled" android:value="false" />


また、Googleアナリティクスを使用している場合は、
完全に無効にしてしまうとアナリティクスが使えなくなってしまうため、
アプリのユーザーに対して、データ収集を行うことを同意してもらった後に、
収集を再度有効にするのが良さそうです。


方法としては、
ユーザーに同意してもらった後に、次のメソッドを呼び出すことで、収集を再度有効にできるようです。


setAnalyticsCollectionEnabled(true);


また、収集を再度停止する方法は、こちらです。


setAnalyticsCollectionEnabled(false);


また、Googleアナリティクスを使用している場合は、プライバシーポリシーにもその旨、記載した方が良さそうです。


個人情報の取り扱いがどんどん厳しくなっているため、色々と気をつけて行きたいところです…!

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